矯正治療で歯並びも口元もきれいに
矯正治療では、口元と顔全体のバランスも良くなるように歯並び・噛み合わせの治療治療をします。
「前歯の位置」と「顔と口元のバランス」は連動しています。そのため歯列矯正で歯並びを綺麗にする時には、顔とのバランスを考慮して前歯の位置を決めなければなりません。
例えば、歯並びをきれいにする際に前歯が前方に出過ぎてしまうと、唇・口元も前方に突出して格好が悪くなってしまいます。歯並びとともに適切な前歯の位置とすることで表情筋がリラックスして笑顔もきれいになります。
当院では、それぞれの患者さんの治療方針を適切に診断し、確実に矯正治療を進めてまいります。
なかには、前歯を前方に突出させずにデコボコを治したり、出っ歯の噛み合わせを治す場合などに抜歯が必要となる場合もありますが、できるだけ歯を抜かずに矯正治療をしたいという前提のもと、適切に要・不要を判断して矯正治療を進めていきます。
適切な治療方針が矯正治療で「歯並びも口元もきれいに」をめざす秘訣です。
またさまざまな矯正装置にも対応可能ですので、治療方針や矯正装置の種類など、適切な矯正治療ということを踏まえながら患者さんの希望に添えるようご相談してまいります。
代表的な3種類の矯正装置
永久歯列の歯列矯正には、最も一般的な表側の矯正装置(ラビアル)と、インビザラインなどのマウスピース矯正(アライナー型・マウスピース型矯正装置)や舌側矯正・リンガルブラケット矯正装置(歯の裏側の装置)があります。
矯正装置の種類によりそれぞれ特徴が異なります。ご希望と治療内容にあった矯正装置をご選択ください。
表側(ラビアル)の矯正装置
歯列矯正に使用する矯正装置としては、適用範囲が最も広く、標準的で一般的な矯正装置です。正式には「マルチブラケット装置」といいます。
状況の変化への適応もしやすく、矯正治療のしやすさも含めて最もスタンダードな矯正装置といえます。
見える部分に固定式の矯正装置が装着されることは一つのデメリットになりますが、当院では前歯の部分には白色の目立ちにくいブラケットを使用しています。
さらに詳しく
アライナー型・マウスピース型矯正装置
インビザラインをはじめとするアライナー矯正も可能です。正式には「マウスピース型カスタムメイドの矯正治療」といいます。
現時点ではまだ、抜歯を必要とするような歯列矯正は、アライナー矯正単独では困難なところがあるため、必要に応じて通常の矯正装置を目立たないように部分的に併用したり、短期間装着したりする場合もあります。
きちんと矯正するには、必要に応じてのマルチブラケット装置の併用もおこないますので、当院のアライナー矯正の費用は表側の矯正装置と同額となっています。
さらに詳しく
舌側矯正・リンガルブラケット矯正装置(歯の裏側の装置)
ブラケット装置とアーチワイヤーを歯の裏側に装着する治療方法です。
矯正治療技術としての難度は上がりますが、前歯の表側には矯正装置がないという特徴は心理的な利点ばかりでなく、治療の終了を待たずに唇や口もとにも変化が現れやすい、などのメリットにもつながります。
歯科矯正用アンカースクリューとの併用がしやすい点も特徴のひとつです。
さらに詳しく